飛行機の安全性

金 旧暦 4月17日 友引 己亥 三碧木星 Charlotta Lotta V19 24930 日目

ライアンエアーは、日本には馴染みが薄いと思ふが、アイルランドの航空会社である。僕の住む町には Skavsta といふ空港がある。Stockholm から 100 km も離れてゐるが、首都の名を冠して Stockholm-Skavsta 空港と呼ばれる。この空港に、欧州の諸都市からライアンエアーの便が数多く就航してゐる。今日の地方紙には今後ますますその就航路線が増える予定であることが書かれてゐた。ライアンエアーLCC ではあるけれども、安全面では割と高い評価を得てゐる。飛行機に乗る時、どの航空会社を選ぶかは割と気になるところである。特にこれからは世界的に飛行機の数が増えて、パイロット不足も懸念される。それだけ安全面がおろそかにならないか心配である。といふのも、高度な技術を駆使した最新機種でさへあれば必ず安全とも言ひきれない一面があるからだ。その一方で、5 月 1 日の朝日新聞で見たが、先の大戦中、1942 年に製造された零戦アメリカから日本に里帰りして、日本の空を飛ぶといふエキサイティングな計画があることを知った。結局、機体は古くても整備さへ完璧であれば飛行機は安全であるといふ事かと思ふ。僕は日本との間を往復する時、よく JAL に乗る。将来の心配の一つはボーイングの他にエアバスも導入されて多機種の運営となる事だ。両者のどちらの機種がより安全かといふ問題ではなくて、多機種の運営になる事で、パイロットや整備員の負担が増えるのではないかといふ現場的な観点からの懸念だ。前述のライアンエアーの安全性の高さも、機種を絞り込んで運営してゐることにその成因があるとのことである。今日の記事には、杉江弘著「乗ってはいけない航空会社」(双葉社 Kindle 版)に書かれてゐたことを参考にして書いた部分がある。