激動の世を生きる時

金 旧暦 12月2日 先勝 丙戌 五黄土星 Abel Set V52 24785 日目

いつの世も、その時代を生きる人にとっては「今こそ空前の激動の時代だ」と思ったかもしれない。大化の改新でも、源平の戦ひでも、南北朝時代でも、応仁の乱でも、戦国時代でも、明治維新でも、日清戦争から太平洋戦争に至る時代でも、いつも人々は激動の世を生きた。例外はやはり江戸の元禄時代かな。現代もやはり激動の中に僕らは生きてゐると思ふ。今の日本に戦争がないことは本当にありがたいことだが、生活様式はどんどん変はっていく。現金は社会から姿を消すだろうし、自動車を自分で所有する時代ではなくなるかもしれない。生活様式はどんどん変はっても、人間の本性はあまり変はらないだろうと僕は楽観的に思ひたい。来年はどんな年になるか分からないが、移り変はる世の中を追ひかけるより、いつも変はらないものを眺めてゐたい気がする。