初孫に初面会

土 旧暦 10月27日 赤口 壬子 三碧木星 Linus V47 24751 日目

娘夫婦には長く子が授からなかった。が、諦めかけてゐた頃になって恵まれた。嬉しいニュースだ。来年1月20日頃が予定日と聞いてゐたのに、ずいぶん早く、この11月5日に生まれた。まだ産休に入る前なのにいきなり生まれて来たので、娘本人もびっくりであったらしい。その時僕はまだ日本に居て、今回スウェーデンに帰って、同居人と一緒に会ひに行く機会を待ってゐたのだが、今日、初めて面会できた。病院の名前は Karolinska Universitetssjukhuset Huddinge (カロリンスカ医科大学フッディンゲ病院)と言ひ、ストックホルム地域の月足らずの赤ちゃんはここで生まれることになってゐるさうである。病院の設備が大規模なのに驚いた。巨大な建物全体が街になってゐる。廊下は廊下といふより歩道であり、通りの名前もついてゐる。娘たちはまるでアパートの様な部屋に親子三人で一部屋あてがはれてそこで赤ちゃんと過ごす。それでゐてもちろん完全看護である。小さく生まれて体重も1300グラムしかなかったのが、毎日少しづつ成長してゐる様でありがたい。まだ酸素やら色々な計測装置に囲まれたままだが、懸命に生きる姿が胸を打つ。亭主も赤ちゃんが生まれた時からすぐに休みに入って親子三人で最初の6週間ほどは病院で過ごすとか。ここらあたりは流石に高福祉国家スウェーデンといふ感じがした。ともかくも、今日は赤ちゃんに初めて面会できて感激の一日であった。