通路側の席

日 旧暦 7月19日 先勝 乙亥 一白水星 Jon Jonna V33 24655 日目

飛行機に乗る時に僕は通路側の席を希望する。理由は簡単だ。トイレに立つ時などに隣の人を煩はせることなく席を立つことができるからだ。僕は大抵エコノミー席で行くが、通路が割と狭いので、頭や足を通路側にはみ出さない様に気をつける。窓側の席に座った人にはこちらからはあまり声をかけない。最初に会釈で軽い親愛の気持ちを表すだけである。昨日、隣の席に座った人はどこの国の人か知らないが若い男であった。人と接することを避けたい様な雰囲気が感じられたので僕は何も喋らなかった。相手も何も喋らなかった。もし何かを喋ったとしても、話が続かない人の様に感じられた。人は見かけに寄らなくて、もしかすると、心の内面に深いものを持つ人かもしれないが、さう取るのは好意的過ぎる見方かもしれない。ひとり旅の様であったが、観光で日本に行った様な雰囲気でもなかった。外国人を差別してはいけないと思ひつつ、人の心の内面で外国人を差別する感情はどこから出発するのだろうかとも思った。それは言葉の不在から出発するのかもしれない。