朝のプールで

水 旧暦 5月18日 仏滅 乙亥 七赤金星 Paulina Paula V25 24595 日目

いつも行くフィットネスクラブのプールは今週から3週間保守のため閉鎖される。それで久しぶりで町のプールへ行った。町のプールは屋内プールの方はこの秋から新装開店であるが、屋外プールは夏の間開いてゐてしかも50メートルプールなので気持ちが良い。去年ここで泳いでゐる間に更衣室に置いた荷物を持って行かれたことがあるのでちょっと気になったが、今年は無料プールであっても登録カードをゲートに近接タッチしなければ入場できない様に改善されたので、安全性は良くなった。登録カードはすぐに発行してもらへた。月・水・金は朝6時から開く。6時半に入った。常連の人たちで結構混んでるが老人たちは朝の光を浴びてプール脇の机でお茶を飲みながら話をしてゐる。ヨーロッパの朝は早い。日本で朝6時から開いてゐるプールがあるだろうか。僕はまだ仕事をしてゐた頃、通勤前にここへ来てひと泳ぎしてから会社へ行った時代もある。僕もその頃は常連の一人であったのだ。当時からの常連の一人が目ざとく僕を見つけて、「久しぶりぢゃないか」と声をかけてくれた。それまで話をしたことはなかったが、えらく懐かしがられた。それから昔アパートの同じ建物に住んでゐたオッレにも会った。この人とも二言三言、会話を交はした。もう僕も年金生活に入って、それも3年目だと言ふとオッレは驚いた。今日はこんな風に1日が始まったが、日常の中にちょっとした会話のある暮らしは良いなと思った。