イギリスのEU離脱の国民投票

木 旧暦 5月19日 大安 丙子 六白金星 Adolf Alice V25 24596 日目

今日はイギリスのEU離脱をめぐる国民投票の日である。あと何時間かで結果が出るが、結果がどちらに出るかといふことよりも、ここまで賛否両論が真っ二つに割れた現状そのものが問題であると思ふ。どちらに転んだとしても満たされなかった方がすんなり状況を納得するとは思はれないからである。国民投票をすることに一体どれだけの価値があるかなとも思ふ。現状に不満があると、これは政治が悪いからだと言って、人々はリーダーを別の人にやってもらはうとする。あるひは現状とはともかくも違ふ選択をしたがる。けれども、その選択結果が単純に状況を好転させることはまづ無いのではないか。それどころかより悪くなることだってある。決められた枠を外していきなり別の枠にしてみることよりも、決められた枠の中でより良い方向を議論し合ふことの方が賢いのではないかと、僕などは思ってしまふ。冷静に議論すべき時なのに、国民投票は変に世論を加熱させ、社会の不安を煽るだけの様な気がする。