和倉温泉

木 旧暦 2月23日 赤口 壬子 一白水星 Ester V13 24512 日目

日本には至る所に温泉がある。色々な温泉に出かけてみたいと思ふが、計画を練るのはなかなか容易ではない。昔の小説など読むと湯治のために温泉に長逗留する場面があったりするが、現代の温泉にもそんな場所があるのだろうか?ネットで宿を予約するのにその様な場所は出て来ないのではないかと思ふ。なるべく質素に温泉を楽しみたいがそれは難しい。温泉を経営する人たちにとってはなるべく良質のお客さんに来て欲しいと思ふだろうから、「質素に温泉を楽しみたい」と思ふ方が間違ってるかもしれない。どの温泉街も栄へる宿と廃れる宿が二極化しつつある事はないだろうか。今回は和倉温泉を訪ねることにした。温泉街の一番西のはづれにある「多田屋」といふホテルに泊まってみたがなかなか感じが良かった。町を散歩すると大正ロマンの宿があったり、「湯元の広場」などあって、そこには「温泉たまご作り湯」コーナーがあったりした。持ち帰りの場合は12分、すぐに食べる場合は15分、生卵をお湯に浸すと出来上がりである。