寄付

火 旧暦 10月27日 赤口 戊午 六白金星 Virginia V50 24398日目

自己嫌悪に陥りそうなほどケチな僕であるけれども、たまにはほんの少しばかりの寄付をすることがある。と言っても必ず銀行口座から団体に振り込むことにしてゐる。むろん振り込み詐欺では無いと思はれるところへ振り込むのである。すると団体によってはカレンダーやら手帳やら手袋やら靴下やら送って来るところがある。計算してみると、僕が寄付のつもりで送ったお金はどうかするとそれ以上の価値のものになって手元に来る。そんなに欲しいものを送って来るわけでも無い。僕はこんなことに使って欲しいためにお金を寄付をしたのでは無い。同封の手紙には、このプレゼントは義理や強制ではありませんと書いてある。さう書いてあっても何かをもらふとまた寄付しなければならない気になってしまふ。そして送るとさらにまた何か送って来るだろう。この悪循環を断つためにはもう寄付しないことである。するなら何も送って来ない団体へ寄付しようかと思ふ。こちらは人の心で行動するが、受け取る方は全部機械化されてゐるだろうから、あまり気にする必要は無いのだと思ふ。