自動車

土 旧暦 8月14日 先負 乙巳 七赤金星 秋彼岸明 Enar Einar V39 24335日目

町を歩けば、キレイな自動車がたくさん走ってゐる。それを見てゐて、ひとつのことに気がついた。走ってゐる自動車の殆どが5ドアであるのだ。僕が若かった頃は3ドアの自動車が結構多かった。一人か二人で自動車に乗る分には3ドアでも良いのだが、三人以上がひとつの自動車に乗らうとすると、助手席に乗った人は一度降りて、椅子の背もたれを前に倒してから座席を前にスライドさせて後ろの座席に乗り降りできる様にしなければならない。僕はあれが嫌で、3ドアの自動車は嫌ひであった。3ドアの自動車を町で見かけなくなったといふことは、その様に感じたのはきっと僕一人ではなかったんだなと思ふ。自動車はまづ、何より実用的でなければならない。若いころ、自動車はもう完成された技術であると思ってた。この先、この上にどんな技術革新が可能であるのか、想像することが僕にはできなかった。ところが、いつの間にか電気自動車が出現するなど、どこまでも革新が進む。夢見ることはやはり大事だ。最近は、カメラやセンサーを搭載し、自動ブレーキなど、進んだ機能のついた自動車を宣伝で見ることがある。自動操縦の自動車も技術的には既に完成してるらしいが、なかなか実用化にはならない。自動操縦の自動車が世の中に普及するのはいつ頃のことになるだらう。