食パン この日本的なもの

木 旧暦 3月12日 友引 丙子 七赤金星 Mariana Valborgsmässoafton Konungens födelsedag V18 24188日目

朝食にはヨーグルトと食パンと目玉焼きとハムとサラダを食べる。ヨーグルトはグラノーラ、干しぶどう、きな粉、ブルーベリー、りんご、バナナなどを刻んでまぶして食べる。これだけ食べれば昼食は飲み物だけで十分である。食パンは焼いて食べる。トースターは使はない。普段居ない家なのでわずか15A契約であり、電化製品を極力使はない方針である。両面焼きのフライパンをガス台にかけて食パンを焼く。焼き始める前に同じフライパンを使って目玉焼きを焼く。火を止める時にハムを入れて蓋をしてハムも少し温めて食べる。先にハムや卵やサラダを食べ始めながら空いたフライパンに食パンを入れる。蓋を閉じて弱火で焼く。片面が焼けた頃、フライパンごと裏返し、蓋をあけて焼けた面にマーガリンを塗る。コンデンスミルクも塗る。そしてまた蓋をしてしばらく置く。食べ物全部が揃ってから食事を始めるのではなく、既にできたものを食べながら、同時進行でパンを焼く。一人暮らしの楽なところである。食べてゐる最中に立ったり座ったり、やや忙しくはあるがかうすると本当の焼きたてを食べられる。マーガリンの滲みた焼きたてのパンを食べるのは本当にうまい。スウェーデンにも食パンはあるが、縦横が小さくて厚さも薄い。食パンはやはり手のひらに乗りきらない大きさと厚さがあってこそ信頼されるものだ。歯の運動をする様な固いスウェーデンのパンも嫌ひではないのだが、ことさら柔らかい日本の食パンはうまい。それはもう、寿司や天ぷらや餃子にもまして僕には第一級の和食である。