iPadの利用価値

木 旧暦 1月8日 友引 癸酉 七赤金星 上弦 Torgny Torkel V9 24124日目

今日も一日寝てゐたが、布団の中でずっと iPad をいじってゐた。ネットの向かうには何と広大な世界が広がってゐることかと、改めて思った。今や独学で勉強しようと思へば、素晴らしい教材がいくらでもある。外国に留学するお金がなくても、自宅で、MIT や Havard や Stanford の大学講義を無料で見ることができる。今、NHKテレビ「花燃ゆ」で吉田松陰と妹、文の物語をやってゐるが、松陰先生が今のネットによる教育環境を見たらどんな風に思ふことだらう。明治時代の日本は貧乏な苦学生の時代であったかもしれないが、戦後は経済振興と相まって誰もが高い教育を受ける時代になった。でも、若者たちに本当に学ぶ意欲があるかどうかはまた別問題である。ネットに繋がってさへゐれば、経済格差抜きでこの地上のどんな僻地にゐても学ぶことができる。それは本人の学ぶ意欲だけで決まると言ふ、ある意味で恐ろしい時代でもある。独学で学ぶ時代に戻った感もある。ためらひがあったが、MIT Open Course Ware を試しに覗いてみた。高校生でも分かるレベルの短い数学の講義を聴取してみたが、結構楽しかった。ビデオによる学習は先生に指されることがないから安心でもある。iTunes U なども特に海外において非常に充実してゐる感じを受けた。