パジャマ靴下

火 旧暦 閏9月5日 先勝 壬申 七赤金星 Simon Simone V44 24003日目

夜が次第に寒くなって、「衣かたしき独りかも寝む」などと言ふ歌が思ひ出される季節になった。昔の歌には技巧が潜んでゐるので、実際に寝る時の様子がそのままであったのかどうかは良く分からないが、それでも昔の人は寒さに強かったのではないかと思ふ。でも今の僕は、寝る時はやはり暖かくして寝たい。布団がはがれたりして、寝てゐる間に体温が下がると、翌日身体の調子がをかしくなることもある。こないだ寝てゐて足の冷える晩があった。でも、さすがに湯たんぽを出すにはやや早い。その夜は時々足をこすりながら寝た。次の日に靴下を履いて寝る事を思ひついた。昼履いてゐた靴下は脱いで、寝る時専用の靴下を用意したのである。首の周りもマフラーの様なものを巻いて寝る。すると、実に暖かくなって、ここ数日はぐっすり休む事が出来た。寝る時専用の手袋も用意した方がもっと良いかも知れない。ちょっとした工夫で良く眠れる様になるものだと思った。