マレーシア機撃墜事件

金 旧暦 6月22日 先負 庚寅 一白水星 Fredrik Fritz V29 23900日目

マレーシア機が撃墜されたニュースが今日は忙しく流れた。誰によって何故撃墜されたのかはよく分からない。分かってゐるのは、アムステルダムからクアラルンプールに向かふボーイング777型機MH17便がウクライナドネツク洲に墜落したこと。それは事故ではなく撃墜されたと見られること。の2点だけである。真っ黒に焦げたエンジン等がテレビの映像に映ってゐた。ウクライナではEU派の政府と親ロ派がずっと争ひを続けて来たが、その争ひの渦中に民間機が巻き込まれてしまった感じが強い。民間機が撃墜された前例は、まだ僕が日本で仕事をしてゐた1983年、サハリン上空で大韓航空機撃墜事件があった。旅客機に航路の現在位置と予定コースを表示する設備がまだ無かった時代のことで、何故か進路を誤って侵入した旅客機を旧ソ連軍機が後方から撃ち落とした。後に柳田邦男が詳しい本を書いたが、それは謎に満ちた墜落であった。今回の事件はそれ以上の犠牲者を出した様であるが、やはり謎に包まれてゐる。20日からオーストラリアで開かれる国際エイズ会議に出席する研究者を多く乗せてゐたと言ふ。誤認で地対空ミサイルを撃ったのかも知れないがひどい話である。撃ち落とされるのはいつもアジアの航空会社ではないか。マレーシア機は4ヶ月前にも洋上で謎の失踪事件を起こしてゐる。マレーシア機を利用する客が減る心配は無いだらうか。ちなみに、日本の航空会社の欧州線はこのコースを飛ばず、北欧及びシベリア上空を飛ぶ。