LP盤

水 旧暦 3月3日 大安 癸卯 一白水星 V14 Gudmund Ingemund 23793日目

昔のLP盤を押入から出して来た。納戸に新しい本棚が出来たので、そこへ本を何冊か移して、その空いたところに今度はLP盤を並べた。今は再生用のプレイヤーもアンプも壊れてゐるので、もう何年も聞いたことの無いレコードばかりである。だが、その1枚1枚に、まだ独身寮にゐた頃に聞いた思ひ出がよみがへるのを感じた。今度安い再生機を買って聞いてみたい思ひにもかられた。LPのジャケットはそれ自体が芸術の様に感じられるものもある。CDにもジャケットはあるが、とてもLPのジャケットの豪華さにはかなはない。今の芸術家はあの大きなジャケットを使ってアピールする機会が失はれたので、それだけでも不幸だと思ふ。CDはまだジャケットがある分マシかも知れないが、何でもネットでダウンロードされる今は、音楽とそれを包むものとは完全に別々になってしまった。それで良いのかも知れないが、LP盤には何か暖かさを感じる。