冬季五輪、日本選手の活躍

土 旧暦 1月16日 仏滅 丁巳 九紫火星 満月 Sigfrid V7 23747日目

ソチで行われてゐる冬季五輪では日本選手の活躍がめざましい。フィギュア男子では、羽生選手が金メダル、町田選手が5位、高橋選手が6位に入った。そのテレビ中継を僕も居間で観戦し、応援した。フィギュアスケートはスポーツといっても芸術性が高く、見てゐて楽しい。音楽と体の動きの同期が美しい。どの選手もスラリとしてかっこ良い。3人の選手は3人ともが快心の出来栄えでなかったことを悔しがってゐたが、結果は堂々とした立派なものとなった。この快挙に日本の新聞は号外を出したさうである。気持は分かるが、それは少し行き過ぎではないかと僕は思ふ。情報を伝へる時、如何に大きな見出しでその出来事を扱ふかは新聞社が決めることであるが、一般大衆はそれに扇動されやすい。スポーツの祭典であれば罪は無いが、先の戦争で、新聞が大きな見出しで国民を煽ったこともありはしなかったかと僕は疑ってゐる。ひとつの情報がどれくらゐ大きな意味を持つニュースであるかどうかは、その情報を受け取るものが一人一人考へたら良いことであると思ふ。その点、電子版の新聞報道は、見出しの大きさが割と均一に近いので好感が持てる。

と、此処まで書いたら、41歳の葛西選手がジャンプで銀メダルの速報も入った。若い人ばかりでなく、ベテランもみんなよく頑張ってゐる。僕は日本人だから日本人がメダルをとるのはもちろんうれしいが、スポーツの祭典であるから、偏狭なナショナリズムに陥ることの無い様にしてほしいといふ気持もある。