部屋の整理

水 旧暦 12月29日 仏滅 庚子 一白水星 Diana V5 23730日目

僕の人生での会社勤めもいよいよあと2日を残すだけになった。月末には部屋をからにして、大きな机の上には貸与されてゐた電子計算機だけを残し、奇麗に明け渡すことが出来る様にと思って、だいぶ前から不要書類の破棄をやって来た。昔のプロジェクトの打ち合わせメモが出て来たりすると、そんなこともあったなと思ひ返す。いつか要るかも知れないと思って取っておいた書類もたまりにたまってゐたが、今はすべて惜しげも無く破棄した。さすがに絵日記は出て来なかった。さういふことを何日も繰り返して漸くあと一息といふところまで来た。単純作業であるが決して退屈ではない。もっと早い時期にこの様に徹底した整理をしておいたら、どんなにか仕事がはかどってゐただろうにと思ふ。しかし、今だからこそ届くメールも少なくなって、この様な作業を落ち着いて出来る時間が与へられたとも言へる。メールは出す人間に取っては便利なものだが、受ける人間に取っては予定を狂はされるだけのものである。が、文句は言へない。それで食べさせてもらって来たのだから。ともあれ、整理をする時間が与へられて、感謝の毎日である。部屋もすっきりして来て、僕は何だか気分が良い。