点描の画家たち

土 旧暦 11月12日 仏滅 甲寅 一白水星 Sten Sixten V50 23685日目

六本木の国立新美術館で「印象派を超えてー点描の画家たち」(ゴッホ、スーラからモンドリアンまで)といふ展覧会をやってゐた。ぶらりとそこへ出かけてみた。「クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に」といふ副題がついてゐる。印象派から新印象派への技法の発達が分かるやうに展示されてゐた。補色を並べることによる配色効果など、昔学校で美術の時間に習ったかもしれない解説がついてゐて分かりやすかった。色彩に関する科学的な知識を動員した光の表現、分割主義と呼ばれる点描の技術、写実性の強い作品と抽象的な作品、風景画と社会的なテーマを持つ作品などが並んでゐて、見る人に美術への興味を誘ふやうに趣向がこらされてゐた。東京は洗練された都会であると思ふ。