トルコへの原発輸出

土 旧暦 4月2日 大安 丁丑 八白土星 Märta Märit V19 23468日目

今月の初めに安倍総理がトルコを訪問して、彼の地に新設される黒海沿岸の原子力発電所は日本勢が建設することになったというニュースがこのところ連日のように新聞に出ている。原子力に反対する人もいるからおおっぴらに口にするには遠慮があるが、僕の率直な気持ちとしてはこれは非常に良いニュースであると思う。今日の日経の記事では、トルコのエネルギー天然資源相が「「トルコ人エンジニアが原発を運営する」との目標も示したと出ていた。これも良いニュースであると思った。国によっては「お金を出しましょう、だから原発を作ってください」、「お金を出しましょう、だから原発を運転もしてください」、「お金を出しましょう、だから保守もみんなやってください」と言ってくる国もある。しかし、そういう国に原発を輸出するのはリスクが大きいと思う。何故って、万一、福島のような事故が起きたら、発電所を守るのは誰もいなくなるからだ。日本には日本の発電所を守ろうとする人たちがいる。福島の事故以来、東京電力は徹頭徹尾悪者にされているけれども、そんな中で現場で頑張る人たちの苦労だけはもっと高く評価すべきではないかと思う。どこの国でも自分の国の発電所は自分達で守らなければならない。そういう意味でトルコのエネルギー天然資源相の今日の発言記事は良いニュースであると思った。