春の歌声

土 旧暦 3月18日 友引 癸亥 三碧木星 Engelbrekt V17 23454日目

遠くなった私の耳にもそれと分かるほど、庭先の小鳥のさえずりが盛んになった。それを聞きながら起きもせず寝もせず春のものを楽しんでいる。同居人は起きて何やらやっている。遅い朝食を取った時、台所のカーテンが新しくなっていることに僕は気がつかなかった。同居人はしかたなく、「私、今日、これを変えたのよ」と言った。それで僕は、「うわー、こんなきれいなカーテンのあるところに住んでみたいとずっと前から思っていたんだ」と言った。このカーテンは10年以上も前に同居人は手作りしたそうである。夕方、すぐ近くの教会で小さなコンサートがあった。同居人に誘われて付いて行った。合唱サークルが美しい歌を何曲も歌ってくれた。鳥も人も春を歌う。春のよろこびと歌声とが重なるように感じられた。