聖燭祭

土 旧暦 12月22日 先負 己亥 九紫火星 Kyndelsmässodagen V5 23370日目

スウェーデンのカレンダーには、当然のことかもしれないけれども、教会の行事が随所に載っている。それで、その行事だけを追って行くと、一種のスウェーデン歳時記ができあがる。こちらの昔の人たちの暮らしが教会との深いつながりの上で成り立っていたことは、日本でも昔の人はお寺や村の鎮守を大切にしていたことと似たような状況であろうと思う。クリスマスから40日目の今日はKyndelsmässodagen という。日本語では聖燭祭と呼ばれるようである。生後40日目のイエスはマリアとヨセフに連れられてエルサレム神殿で産後の潔めを受けられた、ということになっている。少し気分が良くなってちょっと外に出ることの出来た同居人が聞いてきた話によると、教会も一般開放しているのか、近所に住むおばあさんなどは今日4時間もニコライ教会へ奉仕に行って来たそうである。天気は良かった。気温は低いが明るい陽射しを見ているとどこか暖かくなるような気がする。立春も間近で、早春の到来を予感させるこの日は確かに歳時記の1ページとして相応しいような気がする。

雲間よりのびる日脚のあたたかさ