オイル交換

月 旧暦 8月9日 仏滅 戊子 六白金星 Gerhard Gert V39 23239日目

仕事で時間がとれない日であったので、同居人に自動車のオイル交換に行ってもらった。先月、久しぶりに車に乗った時にずいぶん長いことオイル交換をやっていないことに、ふと気づいて、これはいけないと思い、あわてて予約してもらったのであるが、今日がその日であった。これが日本であれば、近くのガソリンスタンドへ飛び込めば、予約無しでオイル交換くらいすぐにしてもらえるものと思うのだが、スウェーデンではそういうサービスをしてくれるガソリンスタンドは無い。スタンド内の場所を借りて、そこへ自動車を持って行き、保守点検できる設備を時間いくらで借りて、自分で点検することはできる。そこではオイル交換も自分でできる。昔、廃車にされた2台の FIAT から部品を取り合って組み立てなおしたポンコツを運転していた時、それはワイパーのスイッチを入れるだけで全電源ヒューズが飛ぶくらい危険な車であったのだが、車の好きな若い男に何とか動くようにしてもらって、車検にも何とか通って、その自動車で実にハンガリーブダペストまでドライブしたこともある。その時ベルリンの壁が壊されていたので、僕もこの手でその一部を壊してきたのだ。その頃は車の点検も自分でせねばならなかったので、オイル交換も自分でやった。煮えたぎるような高温のオイルを抜く時はやけどしないように注意が必要で、あまり素人がやるものじゃないとその時思った。今回、オイル交換にひと月も待たされるのを知った時、あの時を思い出してよほど自分でやろうかと思ったが、素人では無理だと思って、サービスを頼んだのである。ポンコツに乗っていた時は、いつどこが故障するかとびくびくしていたので、かえって安全であったのだが、新車に乗ると安心しきってしまうのでかえって危ない。車を購入した時、取扱説明書を読んで、サービスが必要な時期が来ると、表示器にお知らせが出ると書いてあったので安心していたのだが、そうなる機能設定を間違えていたようである。やれやれ、恥ずかしいが、自動車がどうかなる前に気がついて良かった。