金環食

月 旧暦 4月1日 仏滅 壬午 四緑木星 小満 新月 Konstantin Conny V21 23113日目

今日は朔。月と太陽新月を迎えるたびに同じ黄径を通過するが、今日は月が太陽のまん前を通過する日食となった。それも金環食である。長いこと日本に滞在していた割には、ちょうどこのようなショーの見られる時に日本にいないのも残念な気がする。太陽は地球より直径で109倍大きく、月は地球より直径で4分の1程度しかない大きさである。日本からスウェーデンまで飛行機に乗って移動している時間に、それが月であったらぐるりと1周してしまいそうなほどの大きさでしかない。これだけ大きさの違う二つの天体が地球から見た視直径ではほぼ同じような大きさに見えてしまう位置関係が、偶然にしては良く出来すぎていると、僕はいつも感心する。もしも月面に立つことが出来て、地球が太陽の前を通過する様子を眺めたら、どんな風に見えるだろうか。地球はうんと大きくて、太陽は小さく見えるのだろうと思う。漆黒の空に巨大な地球が遠くの小さな太陽をすっぽりとのみこんで通り過ぎていく、、、そうしてあたりは灼熱から急激に冷えていく、、、僕はいつもあの星に住んでいるのだ、、、。なんだか神秘的なファンタジーである。そんな光景を連想してみるのも日食の別な楽しみ方かもしれない。