ストックホルム市庁舎

水 旧暦 閏3月5日 先勝 丙辰 五黄土星 Markus V17 23087日目

ストックホルムを訪れたことのある人は、たいてい市庁舎を見学していると思う。Ragnar Östberg の設計により1920年代に完成し、周囲にレンガをふんだんに巡らせた建物である。普段は市庁舎として機能しているので、観光客は決められた時間にガイドについてまわる形でしか中に入ることが許されていない。青の間とか黄金の間とかの広い部屋は、ノーベル賞の晩さん会会場にもなっているだけあって圧巻である。三つの王冠と訳すのだろうか、Tre kronor はスウェーデンのシンボルにもなっているが、館内ツアーの割と終わりの方で、王冠の間という部屋に案内される。その部屋には三つのシャンデリアが三つの王冠を表すように天井からぶら下がっている。部屋の隅には換気設備があるが、それを覆うような調度品があって、その表面にはスウェーデンの基礎を築いた人々のミニチュアの彫刻が施されていて楽しい。ただ、いつも駆け足のように通り過ぎるので、それをゆっくり見たことはない。