空港の駐車場で

木 旧暦1月11日 大安 癸巳 三碧木星 Kyndelsmässodagen V05 23004日目

今日からまた日本へやって来た。長いこと同居人を一人にするので、若いうちはそれもさして苦ではなかったが、年をとるほどに共同生活のありがたさが分かる年齢になって、如何に仕事のためとはいえ、長い出張は考えなければいけないなと思うようになってきている。同居人に別れを告げて、レンタカーで空港まで行った。車を返す時、無人であるのでキーをポストに放り込むだけでこれまでは良かったのであるが、今回はやや違った。指定の駐車場に車を停めると、お姉さんが近づいて来て、外傷がないかを目視で検査したのである。借りた車を返す時にこれくらいのことは当然と言えば当然であるが、人手をかけないシステムの徹底したスウェーデンでこれを見たのは初めてで、少し驚いた。そういうことに人手をかけられるくらい、人口が集中し始めているということかもしれない。人口が集中するということは、一口で言えば住みにくくなることであり、福祉の後退にもつながるのではないかと思う。