アッラヘリゴンスダーグ

土 旧暦10月10日 先勝 甲子 六白金星 Alla helgons dag Eugen Eugenia V44 22914日目

スウェーデンではアッラヘリゴンスダーグである。毎年この時期になるともう日没が早い。スウェーデンのみんなはどんな休日を過ごしていることだろう。僕は日本にいるが今日の仕事は午前中で切り上げさせてもらって、昼過ぎの特急で東京へ向かった。電車の中では時々眠くなるが、目が覚めると駅の売店で買った新聞に目を通す。ギリシャでは国民投票が見送られたと書いてある。今朝のニュースでは急きょパパンドレウ首相の信任投票が実施されて、その結果可決されたと言っていた。電車が東京が近づいた時、耐え難い睡眠を催した。今寝ると具合が悪いんじゃないかと思ったが、思う先から深い眠りに落ちた。不意に耳元に「お客さん!」と叫ぶ声が聞こえて目が覚める。掃除のおばさんである。目を覚ますと、「ごめんね。もっと早く起こしてあげたら良かったね。ドアは閉まっちゃったから7号車から出ておくれよ」目が覚めたのが車庫でなかったのは不幸中の幸いと言うべきか。僕は重い荷物を抱えて電車の一番最後まで歩いた。ホームでは乗車を待つお客さんの列の視線が窓越しに電車の中を後ろへと歩く僕を追っているような気がした。やっと最後の車両にたどりついて、半分だけ開いているドアからすべるようにしてようやくホームに降りることが出来た。