震災から2週間

金 旧暦 2月21日 仏滅 己卯 四緑木星 Marie bebådelsedag Våffeldagen V12 22688日目

震災から2週間が過ぎたが、福島第一原子力発電所の状況は依然として予断を許さない。毎日、現場で作業にあたる人の疲労も極限に来ているのではないかと思う。食事の補給も少なかろう。事態の悪化を食い止めようとする自衛隊、消防隊、発電所の人たちの懸命の努力に拘らず、なかなか状況は好転しない。じわじわと漏れ来る放射能、3号機の格納容器の圧力がいつまでも下がらないのも心配である。これから日本の原子力はどんな風になるのかは何とも予想が立たないが、そういうことを議論するのは、ともかくも、福島第一原子力発電所がうまく冷温停止の状態となって安定してからである。何としても早く収束して欲しいが、事態の収拾にはまだ何週間もかかるようである。30km以内で屋内退避をして来た人たちに対しても、30km圏外に非難するようにという政府による呼びかけが今日発表された。一時にせよ、非難しなければならない多くの住民の苦労も察するに余りある。これまで、どんな原子力反対派の人たちにさえも、おそらく想像できなかったほどの、大規模なシナリオの原子炉事故が現実に起きてしまって、本当に大変なことだと改めて思う。