友との再会

火 旧暦 12月1日 赤口 己未 五黄土星 新月 Rut V1 22608日目

スウェーデンでも北の方に住んでいる友達が、親子3人で一時、僕らの町に来るという。久しぶりであるので、娘はその友達家族に会うために、今日の午後、ストックホルムから一人で家に帰って来た。ところが雪のせいか、友達の乗った汽車は昨夜のうちに、予定の3分の1ほどの距離しか進まず、大幅に到着の遅れることが分かった。それで娘は友達に会うことは諦めて、家で僕の帰りを待って夕食を3人で一緒にした後、ストックホルムへ戻ることにした。ところがまたそれから連絡があって、ストックホルムへ帰ろうとする電車の出発の数分前に友達の乗った電車が駅に着くことが分かった。それで、3人でやりかけていた花札を中断して、少し早めに家を出て親子3人で駅まで行き、その電車の到着を待った。ここ数日雪が降らなかったのに、夕方から降り始めた雪があたり一面に積もりかかっている。駅のホームにも粉雪が舞っていた。何だか、日本の演歌の背景に使ってもおかしくない風景だなと思いながら、どの曲の背景に一番相応しいだろうかなどと考えながら電車の到着を待った。やがて電車が着いて、寒い駅の白いホームで数分の逢瀬となった。そして娘はその後、満足したようにストックホルムに帰って行った。