高校時代

水 旧暦 8月8日 先負 戊辰 八白土星 上弦 Sigrid, Siri V37 22499日目

高校に進学した時、お祝いにシチズンの腕時計とパーカーの万年筆を貰った。少し大人になったみたいで得意であった。福井の町まで毎日バスで通うことになるのが夢のようで、ともかくそれがうれしかった。あの大きな川にかかる橋を毎日渡るのかと思うと胸がわくわくした。それまでは福井は僕にとって大都会で、年に2、3度、親に連れられて行くことのできるだけの町であった。距離にすれば15kmほどで、今ならほんの隣町だが、当時の道路事情をもってすれば十分遠い町であった。福井市内の中学校を出て来た人たちは、男生徒も女生徒も皆、都会的に洗練されたものを持っていて、頭が良くてスマートで、自分より年上に見えて、ともかく僕はコチコチに緊張し、ひどくコンプレックスを感じた。それでもあの時代の思い出は、そのひとつひとつが今でも僕の心の支えである。腕時計のことを書こうかと思って書き始めた今日のブログであるが、思い出に誘われて横にそれてしまった。明日続けます。