所在不明の老人

木 旧暦 6月25日 赤口 丁亥 四緑木星 Ulrik, Alrik V31 22458日目

百歳以上の老人が所在不明になっている。最初は特別な例かと思っていたが、ひとつの事件をきっかけに日本のあちこちで所在不明の老人が続出している。九十歳以上に広げて調査をすれば所在不明の老人はさらに大勢いることも予想される。身寄りの無い老人になってしまう心配は誰にもあるが、自分の親が今どこでどうやって生きているのかを知らないままでいる人がいるというのはどういうことだろうかと思う。親子の情は「もののあはれ」を知る上に最も基本的な形であると思う。日本人はだんだん「あはれ」と無縁の人種になっていくのだろうか。日本という国は人の絆の暖かい社会であってほしい。