ズボンとパンツの間に

火 旧暦 3月7日 先負 庚子 七赤金星 穀雨 Amalia Amelie V16 22351日目

家にありては自分で洗濯をしたこともなく、洗濯機の使い方も知らぬありさまであるが、旅にしあれば、自分で洗濯せねばならぬ。今のホテルにはコインランドリーがついているから問題は無い。泊まるホテルによっては、部屋で手洗いすることもある。干し場所が狭いものだから、毎日、その日の分をその日のうちに洗うのが常である。いつからか、股引を穿くようになってからは、洗濯物が増えてしまった。しかし、1枚ずつ手洗いで洗濯してみると、下着の種類によって汚れ方に違いがあることが分かる。面積が大きいせいかもしれないが、いつも一番汚れているのが実は股引である。もし、股引を穿かなかったら、この汚れは全部、ズボンが被ってしまうのかと思うと、股引には、ズボンの汚れを防ぐという重大な役割があったのかと気がついた。そうなると、ズボンのために、夏には夏の股引が欲しくなる。昔はステテコというヒラヒラのものがあって、夏にはあれが良かったのであるが、何故か今は見当たらない。あのステテコを求めて銀座のデパートの紳士肌着売り場を歩いて見たが見つからなかった。今日、都下の郊外に行くことがあって、その駅前のお店に入ってみたらステテコに近いものが置いてあったので何枚か買った。これで今年の夏は安心である。