Julbord

水 旧暦 11月1日 大安 乙未 二黒土星 新月 Assar V51 22226日目

昨夜のうちにまた雪が積もって、今朝は10センチはあったと思う。これくらいの深さにまで雪が積もると自転車を操るのは難しいので、僕はバスで会社へ行った。窓の外に目をやるとそれでも自転車で走っている人がいた。バスで会社に行った理由は他にもあって、今日は会社のJulbordであるからである。Julbordというのはsmörgåsbordのクリスマス版である。smörgåsbordというのは、言ってみればバイキング料理のことである。スウェーデンというバイキングの国にバイキング料理はなくてsmörgåsbordと呼んでいる。クリスマスが近づくと、親しい人が集まってレストランなどでこれを楽しむ風習がある。ハムや色々な食材もクリスマス用に特別に準備されたもので、普通のsmörgåsbordとは格が違うのである。会社が企画してくれるJulbordは毎年場所が違う。今年はStjärnholms Slott というところで食べた。言葉が上手にできない僕はいつも聞く側にまわる。今日座った場所は、ドイツ人、ロシア人、中国人などと近い場所であった。「君は日本とスウェーデンとどちらが住みやすいかね」と聞いてくるものだから、「日本にあればスウェーデンを恋い、スウェーデンにあれば日本を恋うんだ」と答えると、「フーン、じゃ例えばアメリカに住んだらどちらを恋しいと思うかね」となかなかしつこく食い下がる。たわいも無い話をして今年も会社の忘年会が終わった。