鍋料理

月 旧暦 10月14日 大安 己卯 九紫火星 Andreas Anders V49 22210日目

この頃、何だか食べ物のことばかり書いている気がする。今日の夕食は鍋料理であった。鍋は北国の冬に良く似合う料理である。我が家では珍しい。同居人は仕事が休みであると、料理に重点がシフトするらしい。鍋料理といってもこちらでは材料は限られているし、ポン酢があるわけでも無いから、あまり期待はしていなかったが、今日はおいしい鍋料理を楽しんだ。タラを買うつもりで間違えてマグロを買って来たが、それだって結果から言えば悪くなかった。お豆腐はなかったが、野菜がたくさん入っていておいしかった。この頃はIH調理器とかいうのが流行るらしいが、あれは土鍋がかけられないから良くない。日本人にとって土鍋が懐かしいのは気のせいではない。この食器は縄文時代から現代まで同じ土器でつながっている、そういう器で食べていることを思うところに、数千年の歴史の味わいがあるのである。新しい調理器のせいで、日常の暮らしから土鍋が忘れ去られてはならないと思う。