消費者庁

土 旧暦 7月17日 大安 癸丑 五黄土星 満月 Adela Heidi V36 22124日目

新政権の出発と前後するかのように、今月から日本では消費者庁が発足した。消費者の立場に立った官庁をめざしていて、ホットラインも全国的に次第に充実していくということで、良いことであると思う。が、相談員は大変ではないかと思う。かかる費用もどれほどになるのだろうか。食品の安全と重大な事故の防止くらいに対象を絞らないと、文句の持って行き所を得た消費者全部の相談には応じきれなくなるのではないかと思う。たくさんの相談の中に埋もれがちな重大な情報をどうやっていち早く抽出するのだろうか。消費があるから生産がある。消費者の問題は常に生産者の課題でもある。その意味では消費者庁は単に消費者だけのためのものでないとも思う。消費者にとって電話をすれば直接誰か担当の人が肉声で応対してくれるのはありがたいことだ。もしこれが、電話をかけると自動音声信号が流れて、例えば「食品関係のご相談は1を、住宅関係のご相談は2を押してください」、とかいう風に機械に指図されて、何度もボタンを押すようなことになると、あまりありがたみがなくなる気がする。スウェーデンでも日本の消費者庁に近い組織としては Konsumentverket というところがあるが、お世話になったことは無い。