北朝鮮ミサイル発射かと誤認

土 旧暦 3月 9日 大安 己卯 四緑木星 Marianne Mariene V14 21970日目

北朝鮮がミサイル発射を予告して、つまらない国威の発揚を示威しようとている。今日は発射されることが予想される日であったので、ニュースをつけるとそのことばかりやっていた。勢い余って午後一番には、「北朝鮮から飛翔体が発射されたもようである」と発表されて、そのすぐ後で、それが間違いであったと訂正された。間違ったニュースが流れたことでどれだけの人が実害を蒙ったか、どれだけの人が本当に迷惑を蒙ったか分からないが、誤認をそのまま報道するのはむろん良くない。ただここで僕が腑に落ちないのは、一般工場で何かのトラブルが起きたような時、ややもすると、その報告が遅いと言って批判が上がることについてである。起きた事象が、車とバイクが衝突したというような単純事象であれば、誰の目にも明らかなことであるから、報告が遅れることは怠慢であったと指摘されてもしかたがない。ところが、複雑な事象が起きた場合には、何が起こったのであるかを正しく判断する為に時間がかかるものであり、そのような時間は当然必要である。そのことを忘れて、むやみに報告が遅いと批判するのはどんなものかという気もする。むやみにことを急げば今回のように間違った判断をする場合も出てくる。正しい判断と迅速な報告は背反する一面がある。もっとも今日の誤認などは、何かことが起こることを面白がろうとする群集心理が咲かそうとしたあだ花であるかもしれない。