老人介護の民営化

月 旧暦10月6日 先負 丁未 八白土星 文化の日 Hubert Hugo V45 21818日目 1.1℃

同居人は老人介護の仕事についている。市を単位とした自治体はコミューンと呼ばれるが、これまで彼女はコミューンの職員として働いてきた。ところが、この11月から組織が変わり、民営化されることになった。三つほどの会社が分担してこれまでの仕事の半分を引き受ける。残り半分はこれまで通りコミューンのまま残る。それで今は新しい体制への移行で、何だか落ち着かない毎日のようである。コミューンの職員として残ることを希望すればそういう選択もあったらしいが、そうすると、新しい仕事先がどこになるか分からないということらしい。今までと同じように仕事をさせてもらおうとするとコミューンの職員であることを辞めて新しい会社の社員にならざるをえない。今までと同じように働くといっても、勤務時間帯は変わるし、色々な面でこれまでと条件が違うことがあるらしい。社会保障の厚い国というイメージは、強いコミューンによって支えられていたのに、スウェーデンでも各方面で民営化が進み、社会保障の国というイメージは次第に変わって行くかもしれない。