古い町、新しい町

水 旧暦9月24日 友引 乙未 ニ黒土星 Marika Marita V43 21806日目 6.0℃

日本の町は20年も経つとすっかり様変わりすることがある。自分の生まれた町にさえ、知らない道路がたくさんある。子供のころは家のすぐ裏から遠くの山のふもとまでずーっと田園が広がっていて、夏休みが来るたびに同じ風景の写生をした覚えがある。季節の移り変わりの中で、描いた絵の山ぎわに、日の昇る場所をメモした記憶もある。これに比べるとスウェーデンの町はそんなに大きくは様変わりしないが、それでもやはり少しずつ変わっていく。僕が今住む町も、そういう変化の大きい地域かもしれない。町の中心部にある駐車場が壊されて新しい建物に変わる例もある。町で駐車場を探すのに苦労することもなかったし、これまではただの様な駐車料金で良かったのであるが、だんだんエリアが狭められて状況は変わるのかもしれない。それに合わせるかのように、郊外に大型店舗が増えている。今日もひとつ新しいスーパーマーケットが開店した。今日の夕方5時の開店で深夜まで営業しますと新聞広告にあった。そのうちに行ってみようと思うが、この小さな町にスーパーマーケットがたくさんありすぎる。町の中心部で買い物をする人は、歩いてそこに行くことのできる人に限られるのかも分からない。僕は昔の町の方が好きだ。