廻らなかった風力発電機

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茨城県つくば市で、小中学校に設置された風力発電機が廻らずに税金が無駄遣いになったとして、計画を立てた早稲田大学に損害賠償を求めるという判決が出た。大学には厳しい判決である。大学とは学問と研究と教育の場であると思っていたので、僕にはこの判決はやや意外な気がした。こういう損害賠償が求められるということは、対価として、うまく行った場合には大学が相当の利益を得ることができるようになっているということであろうか。するともうこれは産学協同を超えて、大学が産業界で営業する時代ということか。そうなるとノーベル賞はいよいよ遠くなるであろうなと思う。一方、失敗した時だけ責任をとらされて、うまく行った時は何もなしではかわいそうな気もする。それはハイリスク・ノーリターンのビジネスとなって誰も手を出さなくなる。もうひとつ不思議なのは、どうして試験的に1基だけその土地に設置してみる、というようなテストをせずに、いきなり23基も設置したのであろうか。保険会社は、新商品「発電機が電気をおこさなかった時保険」を商品開発してはどうか。テストなしに大量製作するものには保険がおりないようにするのである。