万里長城

木 旧暦8月12日 先勝 甲寅 七赤金星 Dagny Helny V37 21765日目

北京での仕事は昨日で終わり、今日は東京に移動する日である。午後の飛行機に乗るまでに間があったので、朝早くホテルを出て、車を頼んでもらって万里長城へ行った。車はホテルを出た後北へ向かい、その後、環状3号線を西に向かった。環状3号線は道路も広く、信号が無かった。それでも車の流れは絶えることが無かった。その後で高速道路を北上した。途中に「解放軍病院」などという建物も見えた。1時間半ほど走ると万里長城が見えて来た。中腹で降ろしてもらって中に入ると、持ち物の安全検査があった。入って左が男坂、右が女坂ということであった。その両方共を歩いてみることができた。尾根づたいの長い城壁はさながら快晴の空へと続く階段のようであった。日本の高校生の群れとも行き違った。傾斜の急な部分では、降りる時、危うくバランスを崩しそうな場所もあった。小さなよろめきが傾斜で勢いづいて転んでしまうおそれもある。延々6000kmに及ぶこの城壁は200年の歳月をかけて築かれたということであった。その規模の大きさには感嘆するしかない。今日はこのように観光旅行が出来た。午後の飛行機で東京に飛び、夕方雨のそぼ降る成田空港に着いた。飛行機に乗客は少なくガラガラであった。そのせいでスチュワーデスの愛想が随分良かった。