東北地方にまた地震

木 旧暦6月22日 先負 乙丑 ニ黒土星 Kristina Kerstin V30 21715日目

昨夜はブログを書き終えてベッドに横になったら、地震を感じた。すぐにテレビをつけると、また震源地は東北地方で、岩手県沿岸北部ということであった。東京での揺れはその周波数がゆっくりしているように感じられた。地殻のどんな部分を伝わってくるのか分からないが、500km以上も離れると、ゆっくりした揺れとなって伝わることがあるようである。このゆっくりした揺れに、高層ビルは弱いのではないかと心配になる。世の秀才たちが、最新鋭の電子計算機を駆使して設計しているのであるから、僕らがあんまり心配することではないのであるが、それでも阪神大震災以来の数々の大地震の被害を見ていると、高速道路にせよ、原子力発電所にせよ、設計で仮定されている規模を超える加速度が構造物にかかっている。けれども、設計とは本来予想の能力であって、設計値を超える入力が観測されたというのは、厳しく言えば、設計が悪かったということなのである。でもそんなことを言っていては、結局何も作ることが出来なくなってしまう。そうなればもう文明を否定するだけの話に終わってしまう。建築基準法で決められた条件を満たした建物であっても、絶対安全というわけではむろん無い。ところが、規格を満たせばこれで安心、と多くの人が思ってしまう傾向がある。白か黒かではなくて、建物の安全度の評価も、三ツ星とか四ツ星とかいう風に何段階かで与えられた方が現実的な気がする。