睡眠時間

火 旧暦4月30日 先負 甲戌 八白土星 Ingemar Gudmar V23 21663日目

ものの本を読むと、しっかり睡眠をとることが大事であると書いてある。けれども世の中には割と短い睡眠時間で精力的に活動する人がいることも事実である。そういう人達の心と体の状態はどんな風になっているのかなと思う。我々凡人でも何か非常に緊張する状況に置かれると、短い睡眠時間でもやっていけることを体験する。けれどももしそういう日が続くと、いつかはたくさん寝なければ体が持たない状況になってくる。割と短い睡眠時間でずっとやっていける人たちは生活に無理がかかって短命であるかというとそうでもない。僕達には睡眠の浅い日も深い日もある。一様に一日何時間寝れば良い、というものでも無いと思う。ブログに極秘事項を発表するのも気が引けるのであるが、職場で椅子にもたれてウトウトすることもある。それで体が休まることもある。短い睡眠時間ですむための心理的状態に自分を仕向けるのはむつかしい。自分が本当に若かった頃、恋をしているわけでもないのに、朝起きて朝日のさしいずるのを見ると、その日一日が楽しくて仕方がなくて、寝てなんかいられない、と飛び起きた日々のあったことを思い出す。ああいう心の状態の中にヒントがあるように思うが、日頃の雑用に追われることを思うとすぐに疲れてしまう。スウェーデンの夏は滅法早い時間から朝日がさしいずることもあるが、ああいう目覚めが自分に与えられることはもうないだろう。だからやっぱり凡人はたくさん寝るしかない。本当のことを言うと、あのふとんにもぐりこむ瞬間が、僕には何よりの楽しみなのである。ではおやすみなさい。