銀座湯

木 旧暦4月11日 友引 乙卯 一白水星 Sofia Sonja V20 21644日目

日本にやって来た同居人と昨日一緒になった。今日は僕が仕事をしている間に色々と所定の用事を済ませることが出来たらしく、部屋に戻った時には同居人はご機嫌麗しかった。それで一緒に町の銭湯に行くことにした。最近はスーパー銭湯とか近代的な入湯施設が多いのであるが、僕が一昨日まで居たアパートの近くには殆ど昭和30年代の銭湯があって、たいそう僕は気に入っていた。それで一緒に行ってみないかと誘ったのである。銀座のような最先端のファッションの町にこんなにレトロ調の銭湯がひっそりと営業を続けていることが僕には何とも驚きであった。銀座という町が持っている誇りのようなものを僕はこんなところに感じるのである。女湯は1階、男湯は2階、実にゆっくりと昇りやすい階段を昇ってお湯に入ると、そのタイルに描かれている絵は富士山ではなく、銀座四丁目交差点のリアルな風景写真である。僕の方が一足先に出て外で待つと、同居人はすぐに出て来た。男同士はお風呂に入っても黙っているものであるが、女湯ではおしゃべりをしながら入るものであるらしい。この辺に住む若い娘たちの何とも日常的な暮らしの様子が、お風呂場での会話を通じて分かるらしい。帰りは銀ブラをしてホテルまで歩いて戻った。