原子力のあした

水 旧暦3月11日 先勝 丙戌 八白土星 Patrik, Patricia V16 21616日目

Jパワーというと馴染みが薄いが、電源開発のことである。その株をイギリスの投資ファンドが買い増ししようとする動きがあったのに対し、政府は中止勧告を出した。こういう動きには政府はこれからも積極的に関与して欲しいと思う。ところで、このJパワーは近く大間原子力発電所プルサーマル専用の商用炉を建設する予定がある。2012年3月の運転開始を目標にしているという。アメリカや、その他の多くの国々で、今、原子力発電所がたくさん作られつつある。地球を温暖化するガスを排出しないということで、世界で原子力産業が活発になろうとしている。しかし、その方針の転向は安直ではないだろうか。炭酸ガスを出さないからそれでは原子力で行きましょうとか、そんな風に単純なものではなかろう、という気がする。原子力にも予想しうる負の面に対して、今こそ、慎重にならねばならないのではないか。原子力発電所の安易な増加によって、後で手ひどく裏切られることが無いように、祈るばかりである。問題が起こると、一番困るのは、原子力産業自身である。