久しぶりのプール

金 旧暦2月7日 友引 癸丑 ニ黒土星 上弦19:46JST Matilda, Maud V11 21584日目 0.8℃

今年に入ってからはプールに行く機会が少なかったが、昨日と今日は幸いに行くことが出来た。毎日規則正しいリズムの生活をすることが目標であり、その目標の中にプールで泳ぐことも入っているのであるが、なかなか実現できない。今年は出張が多いのでそれも理由のひとつではある。それにしても今年に入ってからまだ4日しかプールに行っていない。ここで、日本のプールとスウェーデンのプールの、利用者から見た違いを書いてみる。

1.日本では利用時間2時間などと指定されて、入場時と出場時に受付で手続きをすることが多い。スウェーデンでは入場時の手続きだけで、閉館時刻まで居ても構わない。

2.日本では1時間ごとにプールから全員あがり、10分ほどの検査時間をとることがある。検査と称して、誰も居なくなったプールで、検査員が悠々と気持ちよく泳ぐことの出来る時間が保証されている。休まずに長時間泳ぐ練習をしたい時など、検査に中断されて練習にならない。スウェーデンでは全員プールから上がれと指示されることはまずない。

3.日本では帽子をかぶらずに泳ぐと必ず注意される。スウェーデンでは帽子をかぶって泳ぐ人など居ない。それでも僕は帽子をかぶって泳ぐ。人が不思議そうに、君はどうして帽子をかぶって泳ぐのかね、と聞いてきた。「水泳選手みたいだから」と答えるのはキザだし、結局、「髪の毛が水に混じらないようにしているんです。」と答えた。「そうか、環境のことを考えているんだね」と優しく答えてくれたが、その瞳は、僕の薄くなった髪を見て、そんな心配は要らないんじゃないの、とも言われているようであった。

一般に、日本の方が、規則が細かい。それでもなお、日本でプール事故が時々起こる。規則の決める方向が見当違いで、事故が起こるたびに、その見当違いの方向が、利用者に向かってさらに強化されるだけのように、僕には思えるのであるが。