ボードセントラーレン

火 旧暦1月6日 赤口 壬午 七赤金星 Evelina, Evy V07 21553日目

何年か前に検査で、血糖値が高めであることが分かって、それ以来、1年に1回ぐらいずつ、病院から呼び出しがある。そしてその後の経緯についてアドバイスを受けることにしている。病院と書いたが正式には Vårdcentralen といって、保健所のような、医療センターとでも訳すようなところである。本格的な病院はまた別にあって、Vårdcentralen は一般住民の病院への窓口のようなところである。ここで詳細検査が必要であると認められると、病院から郵便で呼び出しがある。この国の病院や Vårdcentralen には外来窓口が無い。具合が悪いと思ったら、決められた時間帯に Vårdcentralen に電話をして予約の時間を割り当ててもらってからでないと出向くことができないのである。長い手続きの末、やっと診てもらうことが出来た時には病気が治ってしまうこともありうる。治ればよいが、病が悪くなってしまうおそれもある。この点、日本の病院は、ともかくも朝、外来窓口に並べばその日のうちに診てもらうことができるわけであるから、あれはありがたいシステムである。お医者さんは大変であるけれども。これに反してこちらでは、電話で診察を申し込んだ後は、病院からの連絡を待つのみである。ただし、僕のように一度患者として登録されてしまうと、スケジュール管理されて定期検査の呼び出しが病院側から来る。血糖値が高い場合、三年に一度ほどの頻度で眼底検査もスケジュールされる。今日の検査ではジワリとまた血糖値が上がっていたが、薬を服用しなくても良いということであった。このようにむやみに薬を出さないのもこの国の医療の良いところである。