月 旧暦12月28日 先負 甲戌 八白土星 立春 Ansgar, Anselm V06 21545日目 -0.1℃
しばらく日本のニュースをチェックしていなかったが、中国製冷凍餃子が食中毒を引き起こして大問題になっているらしい。一般消費者は製品の製造及び流通経路を知らないから、餃子に限らず、これから先、お店で売っている商品であっても自分で安全を疑ってかからないといけないとなると大変なことである。消費者としては検査機構を強化して欲しいと思うが、そもそも検査というものは、確かな製造ラインであれば簡単にすむものを、念のために最後の出荷過程、もしくは受け入れ側でやるものである。合格率の高い製品を次々に流れるように検査するのはそれほど時間もお金もかからないと思う。ところが、最初から粗悪なものを検査しようとなると、流れるような検査は期待できず、検査に時間もお金もかかってしまう。それが結局製品価格に跳ね返ってくる。粗悪品が容赦なく流通機構に流れ込む現代にあっては、受け入れ時に、信頼性の高い製造業者グループからの製品と、信頼性の低い製造業者グループからの製品とで検査方法を分けて欲しい。高品質の製品は検査を簡単にして、価格を据え置く。低品質の製品はしっかり検査して、その検査費用を上乗せして製品価格を設定する。こうすると、安い粗悪品も品質はあるレベル以上になり、その価格もはじめから高品質のものと変わらなくなる。そのような検査機構は考えられないものだろうか。
