87歳のピアニスト

日 旧暦12月27日 友引 癸酉 七赤金星 Disa, Hjördis Fastlagssöndagen V05 21544日目 -1.7℃

僕の場合、老いた人からエネルギーをもらうより、若い人からエネルギーをもらうことの方が多い。が、時々その逆もある。今日は87歳のピアニストの演奏を聴きに行って、エネルギーをいただいて帰ってきた。会社から歩いてすぐの、図書館の2階にあるコンサートホールには僕らの町の人口からいえばたくさんの人が集まった。そのピアニストの名声を懐かしく思う人は年配の方に多いらしく、客席もまた老人が多かった。その中では僕らなど本当に若い聴衆に属するのであった。ストックホルム生まれのこの芸術家は全部の曲を暗譜したままで弾かれるのであるが、何故か、楽譜を持ってステージに現れて、それを閉じたままピアノの上に寝かせておいて、演奏が終わるとまたその楽譜を持って引き揚げられるのであった。では、何の為に楽譜を持ってお出になるのであろうかと、ちょっと不思議であった。実に長年にわたりハノーバー、ベルリン、ザルツブルグで音楽教育にあたられたこの先生のお名前は Hans Leygraf。以下に今日聞いた曲目をプログラムから転記する。いくつもの名曲を十分に堪能できた。

J.Haydn (1732-1809) Sonat nr48 c-dur Hob XVI:35(17888-89) (Andante con espressione/Rondo:Presto)

L.van Beethoven (1770-1827) Sonat c-moll op111(1822) (Maestro. Allegro con brio ed appassionato/Arietta: Adagio molto semplice cantabile)

J Brahms (1833-1897) 3 Intermezzi op117 (1892) (ess-dur (Andante moderato. Piu adagio)/b-moll (Andante non troppo e con molto espressione)/ciss-moll (Andante con moto. Piu mosso ed espressivo))

F Schubert (1797-1828) Tre pianostycken DV946 (1828) (ess-moll (Allegro assai)/ess-dur (Allegretto)/ c-dur Allegro))