東京という町

金 旧暦12月11日 仏滅 丁巳 九紫火星 Hilda, Hildur V03 21528日目

今年に入ってしばらく東京に滞在する機会を得たが、この20年間で東京も変わったなと感じる。昔は西武線の沿線に住んでいたが、各駅の様子も昔とは違って随分きれいになっている。高田馬場駅などは昔は狭い階段で毎朝乗換えが大変であったのであるが今は広くなっている。毎日絶えることの無い無数の乗降客を抱えながらそのような工事をやりとげる技術力に感服してしまう。その他、目黒駅では地下に大きなターミナルが出来ているし、渋谷も変わったし、新宿には新都心あり、新橋も海の方向かって開発が進んでいる。お台場も昔とは全然趣が違う。六本木も昔の日が窪あたり、スウェーデンセンターのあったあたりも随分変わった。六本木ヒルズと今はいうそうである。六本木通りの反対側、昔、防衛庁のあったあたりにも、東京ミッドタウンなどという町が出来ている。地下鉄も網の目のように張り巡らされていて、こんなに広い地下を作れば、そっくり地上が落ちてきはしまいかと心配になるくらいである。高層ビルもあちこちにあり、そのひとつひとつが照明、空調、エレベータ、ポンプ、下水処理など巨大なエネルギー消費設備になっている。いやはや、東京のエネルギーはすごい。若い人たちのエネルギーはすごい。町が洗練されている。僕はただ、この町は如何に災害から守られるであろうかと、それを危惧するばかりである。