年の始めの、、、

火 旧暦11月23日 先負 庚子 一白水星 Nyårsdagen V01 21511日目 0.0℃

2007年のブログを書き終えて元気に2008年を迎えたはずであるが、実は二日ほど前から様子が変であった。それで紅白歌合戦は布団をかぶって横になって見た。そして首に手ぬぐいを巻いて寝た。朝起きてみるともうすごい頭痛の中にいる。光源があるわけでもないのに目を閉じればパッパパッパとフラッシュが激しく点滅し、がんがんと血が巡り、吐き気、めまいで這う這うの態の新年の幕開けとなった。隣では同居人までが風邪かインフルエンザにやられたらしく、起きられないと言う。ふたりで寝たきりの新年となった。これでは一年の計も新年の抱負もあったものではない。2008年は実に幸先の悪いスタートを切ることとなった。外では年末の花火や爆竹の音が今日も続き、何とか静かにして欲しかった。時々まどろんで夢を見た。自分が小さかった頃のお正月を迎える風景が現れた。雪に埋もれた屋根が見える。その向こうの闇から小さく空気を震わせて除夜の鐘が聞こえてくる。お風呂に入って新しい肌着を着て、こたつでみかんを食べながら新年を迎える。テレビも何もなかった時代のごく平凡な風景であったが、あの平凡なものが今は無い。あの時代、人々は皆今よりも謙虚に生きていたような気がする。そう思っていると、また窓の外に大きな爆竹の音がした。