学力検査の格差

木 旧暦9月15日 大安 壬辰 五黄土星 Inga, Ingalill V43 21443日目

日本で全国学力テストが実施されて、その結果が出たというニュースを見た。全国規模で43年ぶりというから、僕が義務教育を卒業して以来ずっと、学力テストは実施されなかったということになる。成績を序列化するのは良くないが、傾向を知るために学力テストはあった方が良いと僕は思う。人間の能力は平均してみれば昔も今も変わるはずが無い。それでも何か差が現れるのは何が原因であろうか。家の所得の高い子弟ほど成績が良い、という傾向も気になる。昔は、家は貧しいけれど勉強だけは良くできる、という子がいたような気がする。それなのに、家が貧しいと成績も悪くなるというのであれば、貧しい家に生まれた子はいじけてしまう。昔は東大生というと、汚い手ぬぐいをぶら下げているような、近寄ると臭いような、ガラスの厚いめがねをかけて歯が欠けているような風貌で、だけど成績だけはすばらしく良い、というような人がいたような気がする。今の東大生はお坊ちゃんばかりである。これからの日本は、家はまずしくても頑張る子を励ますような社会であってほしい。