カエルはカエル

土 旧暦 5月2日 赤口 甲寅 九紫火星 Beda Blenda V21 24945 日目

日本語では、「蛙」のことを「かはづ」ともいふが、両者は同じものをさすと思ふ。スウェーデン語では「蛙」に相当する言葉は paddor か grodor である。どう違ふのかな?といふ疑問が起きた。調べると、paddor は足が短くて皮膚がゴツゴツした感じでジャンプ力が弱いらしい。「ハハーン、つまりこれは「ガマ」のことを言ってるのかな」と思ふ。それに引き換へ、grodor は痩せてゐて足も長くジャンプ力があると書かれてゐるから、アマガエルなどは grodor だと思ふ。英語ではどうなってるのだらう?と続いて調べると、paddor は toad、grodor は frog と出て来た。それで今度は英語の字引(岩波 新英和辞典)で toad を引くと「ヒキガエル」と出て来た。それでは、「ヒキガエル」は「ガマ」とどう違ふのだ?といふ疑問が起きた。ネットで調べると、同じものであるらしい。さうか、「ガマ」と「ヒキガエル」は同じものであったのか。「ガマ」は大きく、「ヒキガエル」は小さい様な感じを持ってゐたのだが、、。僕はこんなことも知らずに人生を長くやって来たのだな。それにしても、この頃はあまり paddor も grodor も見かけなくなった。僕の高校一年生の時の生物の時間には、前の日にカエルを一匹捕まへて持って来る様に言はれて、解剖の授業があったことを思ひ出す。あれはちょっと嫌だったが、家の庭でなんとか捕まへたカエルを持って学校へ行き、解剖した記憶がある。ツンと鼻を突く麻酔薬の匂ひも嫌ひだった。今はカエルが居ないから多分あんな授業はないだらうな。高校の生物の授業からカエル解剖の実習が消えたのは何年のことだらう。